医薬品や化粧品のライフサイクルが短縮化する中、協働ロボットを活用して工程を自動化することで製造サイクルを早めることができるかもしれません。URロボットは生産量の最大化や製品品質の一貫性の向上に貢献します。また、新しい製品工程に迅速に再配置することも可能です。医薬品や化粧品製造業界において、URロボットは機械やコンベアへのテンディングや製品の組み立て、ブリスターパックや段ボールへのキッティング、さらに箱のパレタイジングなど、さまざまな工程で使用されています。

　協働ロボットの活用は、繊細なプロセスやクリーンな環境での人為的汚染のリスクを軽減するのに役立ちます。URロボットはクリーンルームでの医療機器の精密な組み立て作業に使用できます。また、ほこりが多かったり騒音や振動が大きい場所で活用することで、作業者を不快な環境から解放し、より付加価値の高い作業に配置転換させることもできます。UR+製品の認証を受けた画像処理システムを使用することで、詳細な品質検査を行うことも可能です。

　URロボットは設定が容易なため、通常、数時間から数日で導入できます。軽量なため、移動式カートに載せて1つの工程から別の工程へ簡単に移動でき、1台のロボットで複数の機械を扱うことができます。